私の歴史~卒業編⑨

おそらく船の中だろう彼女にメールを送った、

この間のお礼、自分の思い。

 

彼女から返事は来なかった。

でも、それが電波が入らないせいなのか、返信するつもりがないからなのかは分からなかった。

 

翌朝起きたら、何通か返信が来ていた。

僕はまた返信を送った。

 

そして、彼女は繁忙期の仕事に戻って行った。

僕は大学を卒業するための単位取得の日常に戻った。

 

3か月後、彼女から便りが届いた。

便せんに小さな字が書き綴られていた。

GWにまたこちらに来ようと思うがどうだろうか、と書かれてあった。

僕は嬉しくなった。