2018-01-01から1年間の記事一覧

私の歴史~卒業⑪

1ヶ月半ぶりの彼女との再会だった。

GW キャンプ

先日のゴールデンウイーク、帰郷しました。 私は単身赴任中なので、故郷の家族にはたまにしか会えないのです。 子供たちもそれぞれ新学年が始まっているようでした。 変わって良いこと悪いことあるようですが、何でも経験値に変えて生きる強さを身に着けてい…

期待してます・・・

昔からどうでもいい細かいことが気になる私なんですが。 期待してます、という言葉を聞くと胸がモヤモヤするのです。 自分に対して言われた、期待してます、然り。 インタビュアーが活躍した選手に言う、次も期待してます、然り。 おそらく、言った本人は悪…

スーパーにて

仕事帰りにいつものスーパーに寄った。 いつもの食料品をかごに入れていく。 いつもの酒も買い込む。 レジに行く。どこも盛況だ。 一番手前のレジが並んでるカゴの中身は少なさそうだ。 男の子が並んでいる。 7歳くらいだろうか。 菓子パンを一つ。 レジカウ…

黒光りするヤツが

ここ数日、やや憂鬱な気分にさいなまされていた。 なぜなら、久しぶりにヤツを見かけてしまったから。 黒光りするアイツを。 それは先週の日曜だった。 夜 部屋で一人酒を呑んでいた。 そろそろ寝ようかと思ったその時、視界の端の足元を黒い何かが通り過ぎ…

私の歴史~卒業編⑩

夏のある暑い日、僕は家で連絡を待っていた。 ほどなく、連絡が来た。 今、最寄りの地下鉄駅についたらしい。 僕は迎えに行った。 駅に向かう道を歩いていくと、向こうからキャリーバッグを持った彼女が歩いてきた。 一瞬、お化粧をしてスカートをはいている…

私の歴史~卒業編⑨

おそらく船の中だろう彼女にメールを送った、 この間のお礼、自分の思い。 彼女から返事は来なかった。 でも、それが電波が入らないせいなのか、返信するつもりがないからなのかは分からなかった。 翌朝起きたら、何通か返信が来ていた。 僕はまた返信を送っ…

私の歴史~卒業編⑧

翌々日、帰郷する彼女を見送りに行った。 ターミナル駅でどでかいリョックを床に置いた彼女がいた。 黄色いTシャツが鮮やかだった。 そんなでかいリュック背負えるの?と聞いたら 背負えるよ、と言っておもむろにリョックに両肩を入れ床に座った。 そしてし…

私の歴史~卒業編⑦

次の日、僕は帰らなければいけなかった。 バイトがあったから。 そして、もう一つ気に掛かっていることも実はあった。 一応当時、僕にはお付き合いしているカノジョがいたから。 カノジョにもまた寂しさから中途半端な僕がハンパにお付き合いを申し込んだの…

私の歴史~卒業編⑥

その日は、また取り留めもない話を彼女と続けた。 彼女は一風変わった女性だった。旅人でありロックを愛しバイク乗りでもあった。 僕も変わり者と言われることが多かったが、僕とは真逆の変わり者だった。 何か食べようということになり、2人で買い出しに出…

私の歴史~卒業編⑤

翌朝、目が覚めると冷え切った部屋の中で彼女が隣に眠っていた。 とてつもなく寒い。 ふとんから出ることもできない。 彼女も一向に起きる気配がない。 一瞬、置き手紙をして帰ろうかと思った。 でも、それはあんまりだよな、と考え直した。 そのまま、しば…

私の歴史~卒業編④

部屋の中は冷え切っていたが、彼女がストーブをつけてくれた。 コタツになったテーブルに彼女と向かい合わせで座った。 こんな至近距離で彼女と向かい合うのはフェリー以来だ。 僕は少し緊張した。 お酒を呑みながら彼女と取り留めもない話をした。 彼女は旅…

私の歴史~卒業編③

彼女が手紙をくれたので、僕は勢いづいて彼女と会う約束をとりつけた。 その会う予定の日、僕は朝からソワソワしていた。 夕方に会う予定だが、まだだいぶ時間がある。 しかし、困ったことが一つあった。 お金が無いことだった。しかも全く。 どのくらいかと…

私の歴史~卒業編②

彼女の正面に座ったものの、何をどう話せばよいのか戸惑ってしまった。 あのー旅行ですか?などと尋ねてみる。 彼女はバックパッカーだった。 繁忙期と閑散期がはっきりしている会社で働いており、閑散期に入った時には、自ら休みを申し出て人員削減に貢献し…

私の歴史~卒業編①

その女性との出会いは船の中だった。 僕の3回目の留年、そして大学7年生が決まった時、僕は親に謝るために帰郷した。 緊張しながら船に乗り一晩経って目的地に着いた。 実家に帰りつくなり、深々と頭を下げ、今回も卒業できないことを報告した。 そして、も…

私の黒歴史~競馬場にて⑦

競馬からの引退を決意した僕は、スッパリと足を洗い競馬場に近づくことはしなくなった。 捕まるのが怖かったからだ。 借金の返済も今完済することは諦めた。 粛々と金利だけを払い続け、きちんと大学を卒業し、社会人として働き始めてから完済することに方針…

私の黒歴史~競馬場にて⑥

その日、防犯カメラは怪しい男を捉えていた。 払戻し機の前を行きつ戻りつ、そして意を決したかのように機械の正面に向き合うと、男は馬券をおもむろに投入した。 数秒後、男はきびすを返して反転すると一目散に走り去りカメラの画面から姿を消した。 この日…

私の黒歴史~競馬場にて⑤

Uちゃんには中途半端に迷惑をかけてしまい何となく自然消滅した。 そして何となく競馬場には行きづらくなった。 そこで、ウインズ(場外馬券場)に行き始めた。 実に短絡的でアホだったんだな、と今は思う。 ウインズは競馬場と違って街のど真ん中にあった。…

私の黒歴史~競馬場にて④

前回、Yちゃんにはもう中途半端に近づくのはやめようと決意した。 (Yちゃんは何とも思ってなかっただろうが、僕の自尊心を守る為です) で、何となく競馬場に行く張り合いは減ってしまったのだが、それでも行っていた。 借金は相変わらずそのままあり、返済…

私の黒歴史~競馬場にて③

前回、ふとしたことでYちゃんにはもう近づかないようにしよう、と決意した。 (Yちゃんにしたらそもそも何てことはなかったと思うが、自分を律するためです) 何となく競馬場に行っても張り合いがなくなってしまった。 一服の清涼剤を失ってしまったような。…

私の黒歴史~競馬場にて②

前回で春の夜の夢が終わったあと、波は去っていった。 相変わらず競馬場には出向いていたが、さっぱりカスリもしなくなった。 そういえば、競馬場に通った理由の一つに女の子の存在があった。 Yちゃんという短大の女の子が窓口販売のアルバイトをしていたの…

わたしの黒歴史‐競馬場にて①‐

お題「わたしの黒歴史」 あれは僕が大学生の時だった。 さっぱり学校には行かなかった。いや部活には毎夕顔を出していたので講義に出なかったというのが正しいだろうか。 今考えれば何とももったいない話だ。いろいろな意味で。親にも申し訳ない。 まあ、そ…

雪かき

久しぶりに帰郷した。 昼は例年より暖かく、夜は例年より寒くといった感じ。 少し前のドカ雪で家の敷地は雪がだいぶたまってる。 晴れた日中に気温が上がり、おまけに雨が降ったので一気に雪が緩んだ。 敷地の雪はザクザクでこれではスタックしてしまいそう…

春はそこまで来ています

やはり冬は寒いわけでして、夜中エアコンを入れてます。 電気代がもったいないと思い止めてみたんですが、起きたらすっかり冷え込んでまして、布団から出られないし頑張って飛出したらそれはそれで動けないしで。 時間の生産性と体への優しさを優先して夜中…

頭から離れない歌

今日は平日でいつも通り出勤してお仕事してましたが、なぜか午後4時を過ぎた辺りから、ある歌が頭の中でリピートしまくる状態になりました。 たまにこういうのってありませんか。 今日、私の頭を離れなくなった歌は、一昔前のナツメロ、 たまの「さよなら人…

お酒

お酒はコワい。 人を豹変させる。 怒りっぽくなったり、へにゃへにゃになったり、記憶がなくなったり。 少量・適量なら 百薬の長 とも言われるのだろうが、なかなかそこでやめられません。 ついつい気がつくと適量を思いきり超えちゃってます。 肉にはビア、…

マチュピチュ遥かなり

「いつかマチュピチュに連れてってくれる?」 「うん行こう!」 と、パズーの如く力強く答えて、僕らは結婚したのだった。 あれから16年が経とうとしているが、マチュピチュのマの字も見えない。 マチュピチュツアーでググッてみると、一人50万円か・・・。 …

何とな‐くブログを始めてしまった・・

今日は土曜日。 曇りガラスの向こうから冬の陽ざしが入ってます。天気は良さそうですね。 早朝から仕事してまずまず出来上がったので、遅ればせながら休日モードに。 何となーくネット巡りしてたらブログの作り方の記事を発見しまして。 読みやすく分かりや…